Z502
2020年1月19日試聴会ご参加者様のご感想
2020年1月19日の試聴会に参加いただいた方の声をご紹介します。
最近ご投稿いただいたユーザーレビューはZ501⇒こちら、Z502⇒こちらもご参考にお願いします。(重複もございます。)
“ Ampやパーツの交換による違いとは別次元の違いで、今まで何をやっていたんだろうと思うほどです。”
2020年1月19日(日)10時~の試聴会にご招待いただきありがとうございました。
Z502の感想を述べます。
ハイエンドのZ800+Z505でも小口径フルレンジのFE103Aバスレフでも一聴して
空間が広がり、より生々しく感じられるようになりました。ツィーターを変えたときの様な音色が変わるのとは違い、質感・雰囲気が変わる感じ方でした。
音源がハイレゾになるとこの差はより顕著になり、ボーカルに体温が備わり、
効果音がよりリアルに伝わります。遠近の違いが感じられるような。特に狼の
遠吠えが入った音源では広大な荒野が音場にリアルに再現されて驚愕しました。
これを経験するともう元には戻れないですね。
今回の試聴会で得たもう一つの収穫として、小口径フルレンジの予想外の健闘でした。小口径フルレンジにスーパーツィターを加えてもオーバースペックでは
とか、バランスが崩れたりしないかとか思っていましたが、効果はハイエンドシステムと同等でした。音源によってはブラインドテストに懸けられたら好みの違いだけになってしまうと思います。試聴会の後半で参加者のリクエストによりZ701にも繋いで聴きましたが、効果は全く同等です。コスト的には全く釣り合わないのですが、小口径フルレンジシステムのグレードアップの際の第一選択肢になると思いました。
今までは遊びやサブシステムとしてしか見なしていませんでしたが、
空間に圧迫感を感じるマンションの一室では、小口径フルレンジ+本器という選択もありだと思いました。Ampやパーツの交換による違いとは別次元の違いで、今まで何をやっていたんだろうと思うほどです。
ただ問題は、より欲求が果てしなくなる事で、ハイエンドのZ800+Z505でクラシックのフルオケを聴くとスーパーウーファーが欲しくなります。Z800+Z505で充分にリアルだったのに、ハイレゾで本器Z502のよりリアルな音場を経験するとZ502無しにはもう戻れないが、有でもまだ満たされない思いが生じてしまいます。アッテネーターの調整で追い込めるのか、20Hzまでの再生を目指すのか、聴覚の欲望は果てしないようです。
今回の試聴会では認識を改める良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。
“ Z502有りですと、可聴域の音色に細かなニュアンスが加わります。ただし、必ずしも艶がある方向というわけではなく、原音はこのようだと想像できる音色に近く思えます”
私は主にオーケストラの指揮を生業としており、たまに録音現場に立ち会うことも
ありますので、フルレンジかマルチウェイか、という問題に対してずっと興味を持ってまいりました。オーケストラの弦楽器を例に挙げると、4本(あるいは5本)
ある弦はそれぞれ異なった太さ、場合によっては異なった材質や構造を持つので
元々異なった音色を持ちます。奏者が通常、隣り合った弦による音量や音色の差が
出にくいような弦を選ぶのは、マルチウェイ・スピー力一の繋ぎ目に苦心するのと似ていると思います。弦長は同じでも隣り合った弦でできるだけ音色が似るように
色々悩んだ結果、4弦とも材質が違うことになってしまう例もあります。 (因みに私が現在使っているチェ口の弦はそうです。)ー方、1本の弦、あるいは1つの木管楽器の低域と高域とでは、振動源は同じですが全く音色が変わります。例えばコント
ラバスでヴァイオリンの音域を弾くと、ほとんど悲鳴のように聴こえてしまうこと
が多々あります。これはある意味でスピー力ー本来の再生帯域の限界にも似ている
と思います。
さて、プ口のオーケストラの現場でどんなスピー力一が使われているのか…本番の舞台で、予め録音しておいたオーケストラや合唱の音を再生しながら同時に生演奏する機会もありますし、また録音現場の舞台上で、今録音した音を即座に(オーケ
ストラの楽員にフイードバックをする目的で)再生することもあります。例えば前者で、同時演奏の場合は生演奏と再生音の質の差が聴衆にわかってしまうと良くありませんし、後者で、ある楽員がちょっとしたミスを犯した場合など、録音にどう
残っているのか気になりますが、再生した時にどう聴こえるか分からないと良くあ
りません。FレンジもDレンジも狭い家庭用の小さなスピー力ーでは、質的にこのようなチェックに耐え難いので、業務用の巨大な(JBLやALTECなどの)マルチウェイ・スピー力ーを使うことが多いです。他方、録音ブースではモニター用にヘッドフォンと2wayクラスのブックシェルフ・スピーカーの両方をよく使っていますし、
チェンバ口やギターなど音量の小さい楽器をオーケストラの舞台上で使用する場合は、フルレンジの小型スピ一力ーを目立たないように足元に置いて増幅することも
あります。要は、目的によって使うスピー力一の規模は異なる、ということです。
次に違った観点から考察してみますと、弦楽器の調弦をする時、隣の弦と同時に重音で5度(または4度)を合わせますが、5度をピタゴラス的に(周波数の整数比
で)正確に合わせると、低い方の弦の1オクターブ下が差音として鳴るのが聴こえます。原理的にはもちろんそうなのですが、下手な奏者ではなかなかそうはいきません。これは、実は数字上の周波数の差が技術的な問題で聴こえにくくなることを意味しています。スピー力ーの世界ではよく倍音のことが議論になりますが、現実は
正しく高次倍音が鳴っていないと、差音も正しく聴こえにくくなる。もっと言うと、可聴範囲外までスピーカーが鳴っていないと、差音として聴こえるはずの可聴範囲内の情報量も少なくなる、または情報にエラーが生ずる、と私は考えています。この辺りは作曲家のヒンデミットが「作曲の手引」1という著作で詳しく書いています。 (あまりに詳しすぎるので読んでいく途中で頭がクラクラするほどです。)
以上くだくだと書き連ねましたが、要は、オーケストラを再生する時に、フルレンジー発では低コストで可搬性はあるものの再現性には無理があり、理想的には弦1本1本に対して適材適所それぞれのスピーカーが無いと完全な再生は難しいが膨大なコストがかかり、現実的にはその間のどこかに落とし所を見つける必要があるということです。
このような背景を持ち、コスト的に無理ではなく、ー方で可能な限り理想に近い再生音を実現する、という線でZ502の登場はなかなか魅力的に思えましたが、Z501も既に購入しており、やはり10万円を遥かに超える価格のものをー聴もせず購入するわけにはいきませんので迷っていたところ、1月19日に試聴会を開催していただけるということを聞きまして、早速応募致しました次第です。
その最初、Z501とZ502の裸状態の比較については、Z502単体の再生帯域が可聴範囲までよく広がってしかもその中で音と音との関係が繋がっていることがわかりますし、音圧もかなりあるように思えました。Z501の方は、 「音を並べている」
ような詰まった感覚を覚えました。
次に通常のシステム+Z502有無の比較試聴については、同じ音源をZ502無しで聴くと音程が若干ですが下がったような錯覚を覚えました。これは、先ほど述べた差音の周波数がずれてしまったからかもしれません。Z502有りですと、可聴域の音色
に細かなニュアンスが加わります。ただし、必ずしも艶がある方向というわけでは
なく、原音はこのようだと想像できる音色に近く思えます。 また、距離感も(後の
自由試聴で比べたZ501との比較でもそうでしたが)立体的で、奥行き、音場の空気を感じます。普通なら雑音のように聴こえる音にも存在感があり、情報量の多さが
よくわかります。
最後になりますが、オーケストラの音響的側面として私がいつも心がけているのは、各パート・セクションの連繋とバランス、立体感ですので、この点で、現在最高峰の4wayシステムは、以前購入したZ600-SAF80AMGなどと比べても随分進化
し、現実のスピーカ一・システムとしてB&Wなどに負けない高いqualityと、それを実現するための継続的なcraftsmanshipを 強く感じます。欲を申しますと、以前に購入したスピー力一に改訂版が発売された場合に、従来版に何か手を加えることで同じか、ないし似たqualtyupができないか、考えていただけたらとても嬉しく存じます。
この機会を企画していただいて、どうもありがとうございました。 (LPのプレーヤーがあると、なお意義が増すと思いますね。)
1 https://www.amazon.co.jp/作曲の手引-1953年ーパウル・ヒンデミット/dp/
B000JB8DEK
“ Z502とZ501ではそのルックスと存在感は格段の差があった。”
今回の試聴はまずZ502とZ501の単体での試聴の後、それぞれをZ800
にセットして試聴を実施した。単体の試聴ではやはりZ502の方が振動板の
面積も大きい分、明らかに音圧もあり音場も豊かであった。しかしZ800に
セットしての試聴では、その差は私の耳には好みの問題程度の僅かな差であった。これがブラインドテスであれば、双方の違いを明確に判定することは難しいのではないかと思える。
もっともZ501も音工房さんが自信を持って市販されておられる商品であり、Z502がその上位機種といえども
誰が聴いても判断できるような音質の優劣がないのは当然の結果だと思う。
但し、Z502とZ501ではそのルックスと存在感は格段の差があった。
Z501単体では感じることはなかったが、Z501とZ502を並べて置くと
失礼ながら、Z501が玩具のように見えてしまう。それほどZ502の存在感は
圧倒的であった。寸法と重量も全く異なるがウオールナット積層集成材を
くり抜いた筐体の重厚感は購入意欲をかきたてられる。
やはりこの価格帯
の製品は音質はもちろんではあるが、眺めていて所有する喜びを満たしてくれることが重要である。一般的なサラリーマンが安易に購入できる価格ではないが、しかし他のメーカが同等の物を製品化した場合は少なくても
数倍のプライスになると思える。 私も諸事情が許せば欲しい逸品である。
尚、多少価格はアップするかもしれないが側面のラウンド形状や各コーナー
のR取り、面取りがあればより高級感が増し、本製品の価値を更に高めることができたのではないだろうか? 又、専用の置台もラインナップされればより高級感が増し、設置した際のシステムとしての完成度もアップすると
思える。ご検討いただければ幸いである。
“ Z502を追加した場合、ない場合の差は良くわかりました。
楽器の表情が変わる、臨場感が変わる。”
Z502を追加した場合、ない場合の差は良くわかりました。
楽器の表情が変わる、臨場感が変わる。
特に最後のスリラーの臨場感の差が大きくSPシステムのグレード
が違うように思えた。
然しながら やはりスパイスなので、これになれてしまうと どんどん
強くスパイシーにしてしまう懸念がある。ちょうど ピザにタバスコ、
ギョーザにラー油、うどんにトウガラシ、、、かけすぎると本来の味が
わからなくなる。
ベートーベンの第5(4楽章?)では むしろバランス良く思えた。
とはいえ、これだけ再生音のクォリティを変えることができるなら色々な
スピーカーで試してみたいと思う。
“ ハイエンド域だけでなく、
全域でのクォリティアップが確認出来ました”
ツィーターを付加すると、高域(ドラムのブラシ)だけでなく中・低域
(ピアノ・ウッドベース)の輪郭がとてもはっきりする。
ボーカル・電子ドラム(ビート)も前に出る。
心持ち音場感(奥行き)も深くなる。
ハイレゾソースでの楽器意外の生音(ドアのきしみ音)のリアル感も向上するが、
こちらは10~20kHzよりも上のハイレゾ帯域の再生によるものかも知れない。
ハイエンド域だけでなく、全域でのクォリティアップが確認出来ました。
“ Z800がとても良い音でツィーターがいい音でかるい高域で出ていたのでしっかりハイレゾソースならば502を入れてもいいと思いました”
最初は、501と502の単独はほぼ同じに聞こえました。
ソースに20k(程度)の音が入っているか否かによってあった方が良いと思ったのはマイケルジャクソンのだけであった。
どのソースも、どのくらいベールがかかっていたかを考えたが、ものすごくうすい半紙の
ようなベールが見えました。でも、Z800がとても良い音でツィーターがいい音でかるい高域
で出ていたのでしっかりハイレゾソースならば502を入れてもいいと思いました。
501と502が同じ特性に聞こえてどちらでも良い感じでした。音圧で合わせるなら502が調整できる幅が広いので良いですね。
ムラタの103を持っているのですが、PioneerR4をもっているのですが、そちらの方がいい音が出ます。
超高域の良い音は風切り音が耳ざわりのいい感じなので、そちらの感覚で、とてもむずかしい。
ハイレゾ音源は超高域の音を作っているので、どれを聴いてもダメでした。
これから、ハイレゾの良い音源が出てくれることをキタイしてます。
“ Z502の付加で、
音像の広がりが倍増した感じで、
定位感も増すようだ。
”
1.Z501との比較
Z502のほうが能率が高く透明感がでる感じ
2.Z502のなり・あり ありの方が広がりが出るし、実在感が高く感じられる。なしの方は音が伸びず団子状になる。
Z502の付加で、音像の広がりが倍増した感じで、定位感も増すようだ。
“超高域というより可聴域全体で ツヤというか音の質感が向上する(実体感が向上する) おそらく高域に至るインピーダンスがSP全体として下がる影響だと思うが、専門家による 学術的な考察は見たことがない。 ”
502とFosの金色STWの違いを聴いてみたかった!!
501と502の切替えで差を感知できるかといえば老化した耳は元々10000Hz以上は
感知していないのではっきり言って分からない。
5000~8000Hzの感度差はさほど無いので耳で感知できる音圧で言えばこれもはっきり
言って区別が困難である。
CDは20000Hzが限界だが、もともと音圧的には超高域はほとんどソースに入っていないので
本当に502に501以上のメリットがあるのかは判然としない、だからといってSTWが不要かというとそうではない所が不思議な所である。
超高域というより可聴域全体で
ツヤというか音の質感が向上する(実体感が向上する)
おそらく高域に至るインピーダンスがSP全体として下がる影響だと思うが、専門家による
学術的な考察は見たことがない。
今回の試聴会は501と502の価格差に見合う差が存在するかという視点は欠いているので
(Z800で組み合わせの有無がない為)訴求力(購買意欲)の向上にはむすび付いていないので
一層の工夫が必要ではないか。
(HPに載せられないようなコメントですみません)
個人的にはS-TWとS/WOを組み合わせた場合Z800の(ユーザーとして)最適最高の
ネットワーク定数を知りたいというのが(特に変更不要かも含め)
現在の一番の要望である。ベストがあるならオプションで販売して欲しい ゼヒ
“ Z501とZ502の単体での聴き比べはこれ程再生される音質に違いがあるのかと
目からウロコが落ちる思いでした。”
初めて試聴会に参加させていただきましたが、友人の上野と二人で大変に感動しました。
Z501とZ502の単体での聴き比べはこれ程再生される音質に違いがあるのかと
目からウロコが落ちる思いでした。
またZ800やこの他のSPにZ501をつないで聴くと明らかに音の広がりが変化していたことにも
とても驚かされました。
内心は今でも2種類のスーパーツィーターが発売されているのに、なぜこんなに
高額な商品が開発されたのか疑問に思いましたが、開発の経緯やデーターを見ている
うちにどんどん興味がわき、ついには試聴会に参加することを考えるようになりました。
現在の我が家のシステムに追加して、そこから出てくる新しい音への興味がつきません。
また御社のハイエンドなSPたちをいつかは我が家のメインシステムにできればと考える
ようになってしまいました。
最後に試聴会に参加させて頂きまして本当にありがとうございました。
今後の御社のご発展に大きく期待しております。
“ Z502を追加すると、元の高域を邪魔することなく、霧が晴れるようなクリアさを感じます”
スーパーツイーターを聞かせて頂くのははじめての経験のため、その効果に半信半疑
のまま参加いたしました。
(ちなみに、私は自宅でZ800-FW168HR (V.3)を愛用させて頂いております)
最初にツイーターのみ(Z501, Z502)の試聴があったのですが、そこでベースの音量に
対して、曲にもよりますが小さく高域を奏でるツイーターを聞き、この程度の高音の
追加でどれほどの効果があるのか、まだその時点でも半信半疑でした。
その後、音工房Zさんのハイエンドシステム(Z800+スーパーウーハー+Z502)にて、
Z502の有無で聞かせて頂いたのですが、Z502を追加すると明らかに全体に華やいだ
雰囲気になり、かつ透明感を伴った音場に変化します。
Z800のツイーター (T250D)もきれいな高域だと感じていたのですが、Z502を追加する
と、元の高域を邪魔することなく、霧が晴れるようなクリアさを感じます。
その後、持参したCDを聞かせて頂きました。持参した曲は、Jamiroquaiと宇多田ヒカ
ルです。試聴したシステムは、自宅と同じZ800単体と、それにZ502追加有無です。
JamiroquaiのCanned Heatでは、冒頭のハイスピードなドラム/ハイハットのパート
が明らかにスピード感が上がります。かつ、上記したように華やかで透明感を伴った音場となります。
宇多田ヒカルでは、彼女の少しハスキーなボーカル成分が強調され、目を閉じれば、
まるで目の前で歌っているような気分になります。
試聴会参加前は冷やかしのつもりでいたのですが、終了後はすっかりZ502の魅力にとりつかれ、購入させて頂くことを決意いたしました。
今後も独創的な製品を生み出し続けてください。
どうもありがとうございました。